電脳書斎

徒然なるままに趣味を語りまくるブログです

PANTERAについて語りたい!part2

 

 

 

 

 

 

おまいど!!!!

 

 

 

こんばんはTeaです。

 

 

前回意気揚々とパンテラについて語ったわけですが、

もうお読み頂きましたか??

 

パンテラというバンドを知ってもらう、

そして入門してもらいたい、そんな気持ちで書いた記事となります。

 

 

 

そして、今回はその続き。

7thアルバムから書いていきたいと思います。

 

 

そもそもの話ですが、

パンテラを語る上で、そこまで頓着がない方からすると、

やはり前回の記事で取り扱いました、

「俗悪」というアルバムが印象深いのではないでしょうか。

 

もちろん「俗悪」音楽史に名を残すマジもんの名盤だとは思うのですが、

そこでパンテラの魅力に触れた人は是非その後のアルバムについても触れて頂きたいと思っています。

 

 

なので、早速アルバム紹介へ移りたいと思います。

 

 

 

7thアルバム

「Far Beyond Driven(1994)」

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  1. Strength Beyond Strength
  2. Becoming
  3. 5 Minutes Alone
  4. I'm Broken
  5. Good Friends and a Bottle of Pills
  6. Hard Lines, Sunken Cheeks
  7. Slaughtered
  8. 25 Years
  9. Shedding Skin
  10. Use My Third Arm
  11. Throes of Rejection
  12. Planet Caravan
  13. The Badge(日本盤)

 

 

出てきました!!!

 

 

前作「俗悪」は本当に最高で最強のアルバムでしたが、

 

実はこれがやべえ笑

 

 

 

本作「Far Beyond Driven」

ふぁー びよんど どりゔん ね?

 

 

さて恒例行事ですよ!

初見の皆々様、邦題タイトル予想してください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え合わせ行きますよ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「脳殺」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで???笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかもですよ?

「悩殺」ではないですからね?

 

「脳殺」ですから笑笑

 

脳をぶっ⚪︎してますから笑笑

 

 

 

こちら非常に良いアルバムとなっておりまして、

前作に引き続き名盤と言える作品でしょう。

 

 

そして、何よりこのアルバムよりダレルくんが改名します。

 

ダイヤモンド・ダレルからダイムバッグ・ダレルに変わります。

まじ重要な出来事です。

 

前作より更にハードコア色が強いと言うか、影響を少なからず受けているんだろうなという印象の作品ですね。

 

ギターのサウンドも本作くらいからあまりチャリっていないようにも感じます。

 

 

Track2「Becoming」

Becoming

Becoming

 

 

そ、それなに!?!?

 

え、まじなにそのリフ?

 

え、リフ?それ笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

リフか。笑

 

 

 

 

初めてこの曲を聴いた時は脳のシワの間を鯉が跳ねましたね。

びりびりびりっ!!!!とくる感覚を今でも覚えています。

 

まじ、薄暗い森の中でこんな鳴き声の鳥居ますよね笑笑

 

 

ギターソロなんかもほんとやりたい放題です笑笑

メタルバンドでありながら、やはり少しハードコアを思わせるようなニュアンスがこのアルバムには強く出ていますね。

 

少しマニアックですが、

にぃにのドラムは一撃必殺みたいな、一打で殺戮の限りを尽くすかのようなサウンドなんですが、

この楽曲などに見られるシンバルヘッドの音なんかは少しニュートラルな印象も持たせてくれます。

 

 

 

 

 

Track3「5 Minutes Alone」

5 Minutes Alone

5 Minutes Alone

 

本作はかなり怒りゲージ高めの作品になっておまして、

中でも、この楽曲は…

 

…いや、あまり歌詞や思想については書かずに進めましょう笑笑

 

このアルバムくらいから少しずつ(後述しますが)確執というか不穏な空気を感じるようになってきます。

 

前作のMouth for war的なニュアンスで楽曲は進むわけなんですが、

サウンドとしても本当にかっこいいです。

 

そして、やはり言い表せない緊張感を感じられる一曲でもありますね。

 

 

ってかフィルがブチギレすぎてなんて言ってるかわからん。笑

 

 

 

からのTrack9「Shedding Skin」

Shedding Skin

Shedding Skin

 

 

これよこれ!!こういうリフ!!

 

 

こんなんを待ってました!

 

と叫びたくなる程の激重リフ。

にぃにの必殺ドラムにダレルくんの凶悪リフ、

そして、触れるの忘れてましたが

Ba.のレックス・ブラウンのサウンドこそがド級に暴力的やったりします笑笑

 

ブリブリ系というより、

ボボボボボホボボ

みたいな音でコンスタントにえぐいことしてるんですよね彼。

 

鼻毛神拳奥義

「鼻毛レボリューション」ですよ。

 

 

どうしてもダレルくんのギターやフィルのブチギレボイスに意識が行きがちですが、

本作はかなりメンバーの個性が出ているように思います。

 

 

そして話は戻しますが、

この楽曲(Shedding Skinね?)は最初のエグリフからVoが入る時には見事なまでに不 不穏なサウンドを奏でます。

 

まじで「夜中にこれ聴きながらおしっこしたくないなー」て感想が出ちゃいます笑笑

 

なんでしょう、KoЯnのキモさみたいな感じがありますね。

彼らがNu Metalというジャンルの始祖的な扱いを受ける事がしばしばあるのも納得が行きます。

 

 

そしてラスト2曲はカバー曲となっておりまして、

Track12「Planet Caravan」

Planet Caravan

Planet Caravan

Planet Caravan

Planet Caravan

 

上が今回の収録曲で、

下が原曲でありますBlack Sabbathのオリジナルとなります。

 

見事なカバーだなと個人的には感じますし、

やはり彼らが主軸としてきた硬派なパワーメタルの元祖とも言うべきバンドの楽曲を選ぶのは、

ある意味では彼らの理想に今一度立ち返ろうとする動きとも取れますよね。

 

 

 

前述しましたが、

本作から少しずつバンド内に不穏な空気が漂い出しており、

パンテラのキャリアの中でも特に破壊力のある1枚だと思っています。

前作より更に凶悪さが増したフィルの歌声は、もはや歌声と言うより怒号笑笑

 

ドラえもんの秘密道具で、

コエカタマリンてやつがありまして、

自分が発した「声」を硬質化させる道具なんですけどね?

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こんなやつ。

 

 

これをフィル・アンセルモが飲んだら!みたいな妄想を昔よくしてましたね笑笑

絶対兵器になると思うんですよ笑笑

 

でも多分全部

ゔぉーーー

とかやろうけど笑笑

 

 

 

 

 

そして続く8thアルバム

「The Great Southern Trendkill(1996)」

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  1. The Great Southern Trendkill
  2. War Nerve
  3. Drag the Waters
  4. 10's
  5. 13 Steps to Nowhere
  6. Suicide Note Pt. I
  7. Suicide Note Pt. II
  8. Living Through Me (Hells' Wrath)
  9. Floods
  10. The Underground in America
  11. (Reprise) Sandblasted Skin
  12. Walk(日本盤)

 

 

さぁさぁ皆さん

 

上のリスト見てわかるでしょう。

 

 

 

全部聴け。笑

 

 

 

 

パンテラ8作目のスタジオアルバムにして、

ぶっちゃけ一番名盤じゃね?と筆者は思っているアルバム

 

 

「The Great Southern Trendkill」

 

 

邦題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鎌首」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へ?

 

 

 

なんて??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

か?かま…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鎌首」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、そのまま?笑笑

 

 

 

 

 

それはさておき、

彼らはトレンドキル、

つまり、流行殺しの異名があります。

 

1996年という音楽的にはかなりムーブメントがハッキリしていた時代、

ハッキリしていながらジャンルとしてはハッキリしなかった時代。

詳しくは筆者の音楽史シリーズやYouTubeとかで調べてみてくださいな笑笑

 

NIRVANAの出現、そして94年にカートの死を迎え、

音楽会がかなりアナーキーになっていた時代に発売された本作、

おれたちがジャンルだと言わんばかりのサウンドで攻めて来ました。

 

「俗悪」でのチャリチャリサウンドで爆発的なリフの応酬、

それでいて計算し尽くされた展開。

 

「脳殺」では怒りをベースにしたようなサウンドメイクと凄まじいまでのボーカル、

そこに散りばめられる彼らのルーツミュージックの片鱗。

 

 

それらを一旦ぶっ壊してきました。笑

 

 

そこからの続編的な扱いではなく、

アプローチをかなり変えてきたアルバムかなと感じております。

 

 

 

Track1「The Great Southern Trendkill」

The Great Southern Trendkill

The Great Southern Trendkill

 

1曲目にしてアルバムタイトルトラック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゔぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

びっくりしたーーーー笑笑

てなりますよね笑笑

 

メタルの楽曲としては当時割と珍しいと思うんですが、

イントロリフを確立させないでシャウトから入るんですよね。

 

こういった手法はどちらかといえばハードコアのノリとでもいいましょうか。

「HMはイントロリフがあってこそだろ!」みたいなところへのアンチテーゼ的なアプローチとも言えるかと思います。

 

そして、パンテラの楽曲で割と共通する点かも知れませんが、

リフが複数個あって、途中に入るリフ(ブリッジパートとかも含めて)が鬼のようにかっこいいってパターンがあるんですよね笑笑

 

 

cowboys from hellとかも重くなってからが本番見たいなとこあるし、

Cemetery GatesやHollowなんかも急にノリが変わったりするじゃないですか?

 

この楽曲はイントロにあたる部分がゔぁぁぁぁで、その後にダレルくんの重いリフが入ってくるわけですが、

そのリフがまたなんともかっこいい!

 

どう言ったらいいんでしょうか、

ただのゴリメタリフってわけじゃなく、

少しオールディーズロックのような雰囲気を持ったリフとなっていまして、

どちらかと言えばベースライン的な音当てではないでしょうか。

 

 

Track3「Drag the Waters」

Drag the Waters

Drag the Waters

 

 

これまじ好き

 

 

開始30秒で昇天します笑笑

 

 

イントロのズクズン系ギターに、まさかのカウベル!!!

 

ダレルくんがズクズクしてる後ろでにぃに

こんっこんっこんっこんっ

ですよ笑笑

 

からのフィルが

ゔぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

とか言って入ってきます。

 

レックスのベースがギターのラインを謎ってるんですが、前述の通りこの人のベースのおかげでヘヴィネスが確立されているんですよね。

際立ってるってことじゃなくて、確立されているんです。

と、いうか彼が居ないと成立しないと言えるでしょうね。

 

 

本作は比較的こういったサウンドとハードコア的なアプローチの二極化されているように思うのですが、

これまた5〜7作目にはあまりない音だなと感じますね。

 

 

Track4「10's」

10's

10's

 

このアルバムを大名盤と筆者が激推しするのはこの曲のおかげでもあります。

 

先日のギターヒーローの回からの一応続きみたいな入り口で本稿を進めて来たわけですが、

ダイムバッグ・ダレルのギタリストとしての凄みみたいなのがこの楽曲ではかなり出ているのかなと。

 

過去の作品にもかなり往年のメタルサウンドの枠から敢えてハミ出すようなアプローチが見られ、

ダレル自身もヘヴィサウンドのみならずあらゆる音楽からの影響が伺えました。

 

この「10's」という楽曲では、

過去作とは少しアプローチが違い、

メロディ部分ではノイズとも呼べるようなギターで進みます。

つまりコード感や和音をある程度ギリギリまで排除したとしてのギターを鳴らしています。

 

更には、注目すべきはギターソロなんですが、

やはりダレルが本来持っているであろうエモーショナルな部分が非常にサウンドして載っている印象を受けます。

 

ギター的な話になってしまい恐縮ですが、

所謂泣きのギターと呼ばれるフレージングでして、

これまでのダレルのプレイの中でももちろんあったのですが、

この楽曲のソロではとにかくチョーキング(しかも1.5音とか)を多様し、かなり引き延ばします。

従来のHMのギターソロとしてはテクニカル重視であり、

ダレルももちろんそういった影響が色濃くあるんですが、

今回は少しブルージーささえも感じられるようなフレーズ感と、

前述の通り、彼の持つエモーショナルな表現が見事に出たソロだと印象を受けました。

 

 

実は、前作「脳殺」時点からVo.フィルの薬物依存が深刻化しており、

フィル自身も別バンド(Down)での活動が目立つようになって来ていました。

 

そんな中収録された本作は、

ある意味でパンテラの個々のパワーが爆発したような作品かと思っています。

 

もちろんメンバー全員が同じ歩幅で進んで欲しかったところでしたが、

皮肉にも彼らのアイデンティティとも言えるトレンドキルを体現したものとなっており、

個人的には非常に名盤だと思っています。

 

 

 

 

そして迎えたラストアルバム

Reinventing the Steel(2000)」

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  1. Hellbound
  2. Goddamn Electric
  3. Yesterday Don't Mean Sh**
  4. You've Got To Belong To It
  5. Revolution Is My Name
  6. Death Rattle
  7. We'll Grind That Axe For A Long Time
  8. Uplift
  9. It Makes Them Disappear
  10. I'll Cast A Shadow

 

 

 

 

曲紹介の前に恒例の邦題いきますか笑笑

 

 

 

 

予想してみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「激鉄」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうなにも驚かなくなりました笑笑

 

 

漢字の意味合い的には

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃメタル

 

 

 

 

みたいな感じになりますよね笑笑

 

 

そもそも激鉄てなに?笑笑

 

 

 

とはさておいて、

実のところ、前作「鎌首」と本作では少しアルバムの在り方みたいなのが違っているように感じます。

 

と、言うのも

前作のリリース直後フィルが死にかけます

正直、アルバムの内容を話す記事にしたかったので、

バックグラウンド的な話はあまり多く含まないつもりでいたのですが、

まぁどうせwikiにも載ってるしくらいの感じで少しばかり触れます。

 

 

実は6作目の「脳殺」の頃にフィルは椎間板でしたかね?なんせ体を壊します。

 

その痛みや苦しみを和らげる意味合いもあり、

違法薬物に手を染めてしまった彼なんですが、

前作の頃にはかなり深刻な問題としてバンド内では安定感を失っていました。

 

そしてリリースから2ヶ月ほど経った頃、

フィルがヘロインの過剰摂取で心肺停止まで至ってしまいます。

 

これをきっかけにリーダーであるアボット兄弟との確執がより深まってしまい、

更にはこの頃から別バンドでの活動に集中しだしていた事もあり、

本作はレコーディングも別録りだったようです。

 

そして、cowboysからプロデューサーとして参加していたテリー・デイトが本作では参加せず、

作品としての方向性が少し変わっている印象です。

 

ただし、

 

皮肉なことに、それが上手く作用していた部分もあり、

本作もコンスタントに米チャートでも上位ランクをキープしていました。

 

更には、本作でのかなり攻めたサウンドが、後のNu-Metalへと大きく影響を与えていると思うのです。

 

 

 

ちなみに、筆者はこのアルバムもかなり好きで、

PANTERAとしてのアティチュードを守りながら、

各々の個性が前作より色濃く出ていると思っています。

 

 

Track4「You've Got To Belong To It」

You've Got to Belong to It

You've Got to Belong to It

 

かなり攻めてます笑笑

 

ダレルのギターもこれまでより飛び道具を多様したサウンドになっており、

メタルでありながら、非常にハードコア色を感じる楽曲です。

 

所謂リフを重視するサウンドメイクというより、

ギターを道具と解釈したサウンドではないでしょうか?

相変わらず重低音ではあるのですが、

トラック感を意識しているようなイメージで、

展開の多さに重きをおいているようにも感じられますよね。

 

それこそ日本で言うところのMADあたりにもかなり通ずるサウンドではないでしょうか。

 

 

ちなみに筆者はめっちゃこの曲好きです。

 

 

 

 

本作が前作までとニュアンスが違うことがわかりやすい一曲ですね。

 

 

 

続くTrack5「Revolution Is My Name」

Revolution Is My Name

Revolution Is My Name

 

 

!?!?!?!?

 

 

やりたい放題やん笑笑

 

 

と、思えば突如始まる激渋リフ!!!

 

フィルの歌声もかなり重みがあり、そして説得力があります。

 

展開も二転三転とする一曲でして、

メインビートはずんどたんどずんどたんどみたいなHMを具現化したようなものになっており、

フックの後のブリッジでは懐かしささえも感じるようなダレルのギターソロが入ります。

 

しかし、このギターソロなんかもどことなくブルースを感じさせるようなフレージングになっておりまして、

もはや機械音と化した彼のギターは完成系へと成っていくのです。

 

 

神がかりなかっこよさですこれ。

 

 

 

そして、筆者が最も推している楽曲

Track8Uplift

Uplift

Uplift

 

 

誤解やお叱りを恐れず言いますが、

このリフこそメタルの完成系だと思ってます笑笑

 

極端にドロップしたチューニングで、その特性を活かした巻弦でのプレイ。

解放弦をベースにしたサウンドは今日の世代のメタルにも愛されるスタイルですよね。

 

そして、この楽曲の最も注目してほしい点ですが、

 

 

 

まじ何そのリズム

 

 

 

こんなもんバンドで絶対演奏したくありません。

ドラマーとアイコンタクトでは務まらない気がします笑笑

ドラマーの隣に鎮座しながら演奏してもズレそう笑笑

 

 

むり。

 

 

 

このキメは彼らのキャリアを象徴するものとも言えるのではないでしょうか。

 

 

 

ボコボコかっこいいです。

 

 

 

そして本作のリリース後、

フィルはダウンでの活動に力を入れ出し、

2003年にはアボット兄弟がフィルのカムバックは望めないと判断し、

PANTERAは20年に渡るキャリアの幕を閉じました。

 

 

その後、フィルとレックスはダウンでの活動を、

そしてアボット兄弟はダメージプランというバンドを結成。

 

それぞれが新しくキャリアを積見始めた後の2004年12月8日

最悪の事態が起きました。

 

 

アボット兄弟のバンドである

ダメージプランオハイオ州コロンバスのナイトクラブ「アルロサ・ヴィラ」にて演奏していた時、

観客の中から拳銃を持った男が現れ、ダレルはその場で殺害されてしまったのです。

 

犯人は熱狂的なパンテラのファン。

ダレルとフィルの確執が原因でパンテラは解散してしまったこと。

その責任はダレルにあると逆恨みが原因だったようです。

 

筆者は当然タイムリー世代ではありませんし、

この事件の頃、パンテラの存在も知りませんでした。

しかし、憧れたギタリスト、

何なら海外で一番憧れたギタリストでもあるダレルに出会った頃、

彼はもう既にこの世に居ませんでした。

 

もちろん凄惨な事件を語り継ぐ必要もあるでしょうし、

忘れられない事件だったと思うのです。

 

更には、この事件だけでなく、

パンテラ時代にも様々なトラブルがあり、

メンバー同士の溝は修復できなかった事でしょう。

 

犯人も、メンバーもそれぞれに大きな十字架を背負ってしまっていて、

その結果が招いた最悪の事件だったと認識しています。

 

もちろん当ブログでは誰かを批判するつもりもありませんし、

彼らメンバー同士の確執についても可能な限り触れるつもりはありません。

 

まして、「この頃はこんなトラブルがあったからこのアルバムは出来が悪い」だとか、そんな批評は無意味だと思っています。

 

彼らは筆者が知る限りの少ない史実下でも様々な問題を抱えながら、

作品はコンスタントにタイムリーヒットを連発していました。

フィル、ダレル、ヴィニー、レックス

彼ら4人でしか成し得なかったサウンドだと今当稿を書きながらつくづく感じているところです。

 

5thアルバムCowboys from hellでは全米チャート44位

後のメタル界に多大な影響を与えることになるとは言え、

出だしはまずまずくらいだったのです。

 

続く6th「脳殺」はなんと全米1位を獲得。

 

7th、8thは共に4位を記録しました。

 

グラミー賞を受賞したりプラチナディスク、ゴールドディスクを連発するなど

その人気と知名度は最早Metalと言う概念に留まらないことでしょう。

 

ジャンルとしてのPANTERAを確立させた彼らは、

今一度、メタルに苦手意識を持っている人や、音楽にそこまで詳しくない人、もちろんメタルに興味がある人にも一度手にとって聴いてみて欲しいところです。

 

 

もちろん5〜9作目を聴くのが最高なんですが、

彼らはオリジナルアルバムではありませんが、

ベストアルバムもリリースしております。

 

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その邦題です、最後の問題です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予想してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最強」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飽きたんか。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最強て笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

て、思いながらも確かに最強です笑笑

 

各アルバムの中でも人気の楽曲が収録されており、

限定版にはDVDも付属してます。

 

まずはこのアルバムから聴いてみてもいいかも知れませんね。

 

 

 

最後のあとがきになりますが、

そんなパンテラですが、

2022年に再結成と称し、

フィルとレックスを中心に活動を始めました。

(ちなみにヴィニーも2018年にご病気で亡くなられました。)

 

そのメンバーは、

ギタリストに、

ザック・ワイルド

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彼もダレルと交流が深かったそうで、

ダレルが亡くなった時、彼の分と髭を伸ばすことを決意したそうです笑笑

 

 

そして、ドラマーには

チャーリー・ベナン

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アンスラックスのドラマーです。

 

スラッシュメタル畑なこともあり、非常にタイトなドラムを魅せます。

 

 

そんなアベンジャーズな再結成で、

新たに楽曲制作も視野に入れていることを公表し、日本公演も果たした彼らです。

 

筆者はこれからもパンテラを応援するつもりでいますが、

やはり私のヒーローであるダレルが見たかった。

 

少しずつ受け入れて、もっともっとパンテラを好きになりたいと思ってます!

 

 

今回のブログを読んで、少しでも興味を持った方は、

一緒にこれからのパンテラも見届けましょうよ!

 

 

と、言う事で今回はここまで!

 

 

 

ほなまた!