電脳書斎

徒然なるままに趣味を語りまくるブログです

SHANKを聴いてほしい

 

 

 

みなさま、

おはようございます。

またはお仕事帰りの方はお疲れ様です。

お休みを満喫された方は、良い一日をお過ごしになられたでしょうか?

 

9月も早くも終わりに近づき初め、

「長月」と暦では呼ばれたりしますね。

夜も長くなってきて、

茹だるような暑さが少しずつ和らぎ、

過ごしやすい反面、寂しさも感じる季節です。

 

さて、「スポーツの秋」や「食欲の秋」と世間では煽り文句に溢れておりますね。

年々、秋が短くなってきているこの頃ですが、

短くも「秋の夜長」、素敵な秋をお過ごしになられると同時に、

夏バテは秋に出るともよく言われるもので、

くれぐれもご自愛くださいませ。

 

 

 

 

では、早速ですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まいど!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷子!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、こんなノリにも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Ride On!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノリに乗ってます。

Teaです。お疲れ様です。まいどです。

 

 

冒頭に余談が多い?

 

なら更に増やしてやります。

 

 

と、言うことで、

本日はHEY-SMITHより勝手にテレフォンショッキング。

SHANKについてお話しして参ります!

 

 

どうですか?ご存知ですか?

 

パンクやメロコアあたりが好きな人には最早説明不要でしょうが、

一応バイオグラフィーてきなところからお話しして参ります。

 

 

SHANK

 

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あ、こっちです。

 

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結成は2004年

場所は長崎県からスタートします。

 

元々はSKA PUNKバンドをやりたくて、

ホーン隊も入れる予定だったものの、

メンバーが集まらず、3ピースの体制での結成となったそうです。

 

また、当初は「SKANK(スカンク)」と名付けたかったが、

読み間違いからSHANK(シャンク)」となったそうです。

 

 

と、そんなSHANKですが、

もちろんSKAをやりたかったという気持ちはそのままに、

ブラスやホーンこそ入ってませんが、

そのマインドは十二分に含まれています。

 

音楽性としては、

パンク色が強く、古き良きなメロコア感もあります。

しかしながら、そのメロディセンスはずば抜けており、

一曲を通して、グイグイ引き込まれる魅力があると思います。

 

そしてこの年代のパンクバンドで筆者が猛烈に好きなバンドです笑笑

なんなら歌い方意識してます笑笑

 

 

その中でもおすすめしたいアルバムを紹介して参ります。

【追記】

勢い余ってフルアルバム網羅しました頑張って読んでちょ。

 

 

 

 

 

 

1stフルアルバム

「Loving our small days(2010)」

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  1. Cigar Store
  2. My Special Reason
  3. S.T.S.
  4. Light Your Cigarette
  5. Roots
  6. Grimy Window
  7. TOP WATER
  8. #8
  9. Feeling for my words
  10. Mr.Green
  11. ALMOST PARADISE
  12. BOX
  13. The One Second Future
  14. Long Way To Go

 

 

1stアルバムにしてこの貫禄!!

 

本当にこの人たちはメロディラインがバケモノなんですが、

その片鱗が1stにしてかなり出てます笑笑

 

先ずはSHANKを知る上で聴いてほしいアルバムなんですが、

今後の作品の中で言うとやはりまだ若々しさが残ります。

 

Ba.Vo.庵原将平の歌い方には甘い声に刃物のような鋭さがあります。

 

なんかありきたりな表現しちゃいましたが、

本当になんと言うかスパッと切れそうなエッジがあるんですよね。

 

 

アルバム全体としてのサウンドは、

かなりパンクです。

現在まで貫き通しているスタイルではありますが、

かなりザリザリしたギターロックという感じがありますね。

 

 

Track4「Light Your Cigarette」

Light Your Cigarette

Light Your Cigarette

 

アルバムのジャケットにもぴったりなこの曲。

 

なんとベースの弾き語りから始まるわけです。

ミドルテンポの楽曲ではあるんですが、

非常に上質なロックバラードて感じです。

 

所謂バラードではなくて、

ロックバラードです笑笑

 

それなに?って?

 

知らんよそんなん。

 

なんかロックバラードやねん。

 

 

と、説明を放棄したくなるほどの名曲になっております!

バラードの定義とかイマイチよくわかりませんし、これは筆者的には最早バラードなんです笑笑

 

そして、この曲なんて庵原将平のボーカリストとしての魅力満載でしょう。

 

是非聴いてみてください。

 

 

 

そして、Track6「Grimy Window」

Grimy Window

Grimy Window

 

これですよ!!!!!!!

 

この曲ですよ!!!!!!

 

もうまじ大好きです笑笑

 

イントロからうねうねベースラインが入りまして、

なんとなく期待はしてるんやけど…

 

ほら入った!!!

 

ホーン隊!!!

 

 

そうなんです、

この曲ホーンが入ってるんですよ。

 

え?でもSHANKってホーン入らへんかったんやろ??

 

 

ええ、そうですよ。

ホーン隊はとあるバンドが参加しています。

 

 

 

そう、HEY-SMITHです。笑笑

 

 

超ハイクオリティをフットワーク軽く参加してきました笑笑

 

SHANKとHEYは仲良いみたいですしね笑笑

 

まぁそれはさておき、

この楽曲は筆者イチオシでして、

SHANKの中でもかなり上位に好きな曲です。

 

少しダークな雰囲気を纏ったSKAで構成されているんですが、

サビになると突然の転調!!

一気にSHANK色で攻めてきます笑笑

 

これはあれや。

 

YouTubeや。

 

- YouTube

 

 

 

で、Track14「Long Way To Go」

Long Way To Go

Long Way To Go

 

ラストトラックでこれですよ。

 

エモすぎ。好きすぎ。おすぎ。

 

全編アコギ一本弾き語り。

庵原将平の歌声が際立つ際立つ。

つくづく思うんですが、

この人は本当に歌が上手い。

 

歌唱力ってのはもちろんの話ですが、

この弾き語りを聴いてまず感じるのは凄くリアリティがあるんですよね。

 

ちょっと上手く説明できないんですけど、

歌の持つ説得力みたいなのがこの人にはあると私は思っています。

 

 

そうや。

 

若かりし頃の細美さんの弾き語りを思い出す感じです。

エルレ好きな人ならわかると思うんですが、

優しく歌い上げるんですが、根底にある力強さみたいな感じと、

弾き語りスタイルにまだそこまで慣れてなくて、なんとなくパキッとしていない感じ。

妙な説得力があり、そして生々しささえ感じます。

 

わかる?

 

SHANK

- YouTube

 

 

細美くん

- YouTube

 

 

 

 

そして、続く2ndアルバム

「Calling(2012)」

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  1. Keep on Walking
  2. Good Night Darling
  3. Silent Vibes
  4. CHOICE
  5. Two sweet coffees a day
  6. Moral Booster
  7. I can't say good bye to you
  8. Tree of Life
  9. Wake me up when night falls again
  10. HOME

 

 

このアルバム聴いたことない人、

今すぐ聴いてほしい笑笑

 

 

もうお気づきかと思いますが、

筆者はこの辺の年代のアルバムがドンピシャ世代なんです笑笑

 

今まで紹介した中でも「これ思い出で〜」とかペラペラ語りやがるアルバムは大概この辺りの年代なんですよね笑笑

 

この時、私はバンドマンでして、

2010〜2014年くらいは特に熱中してバンドやってました。

その時にタイムリーに出会ったアルバムで、

SHANKで初めて聴いたアルバムでした。

 

 

もちろん思い出のバイアスはかかっていることでしょう。

 

が、

 

やはり今聴いても素晴らしい作品だなと思うわけです。

 

更に言えば、私が歌っている姿を見たことがある、聴いたことがある人には伝わるかも知れませんが、

庵原さんの歌い方はかなり影響を受けています。

 

 

でも、まじでどうでもいいので曲紹介します。

 

 

 

 

Track2「Good Night Darling」

 

これはもうYouTube貼ります。

MVで貼ります。

 

だから聴いて、

お願い。笑

 

 

- YouTube

 

 

もうね、初めて聴いた時の衝撃は凄かったですよ。

イントロから「わおっ」て声が出ました。

覚えてないけど、多分出ました。

多分ね。多分。

 

で、時を経て今聴くとね、

「わおっ」て言います。

 

ふざけてるわけじゃないんです。笑

 

もう出だしから脳汁なんですよ。

 

そしてパンクへと移行して行くサウンド

もうこの時点でやばいんですが、

サビですよサビ。

 

脳みそがビリビリってなる感じあります?曲聴いて。

筆者はそれがあったんですよ。

 

最近(でもないけど)で言うなら、

King Gnuの「白日」を初めて聴いた時、

サビでこれになったんですけど、

その感じって伝わりますかね??

白日は多分みんな知ってるでしょ?

 

そのビリビリって感じがこの曲にはあったんですよね。

 

と、まぁYouTube見てもらってることでしょうし、

ここでビリビリした人は私とかなり話が合うはずです。飲みに行きましょう。いつにしますか?

 

もうね、肝心な曲の内容的なこと全然話してないのはわかってるんです。

「ギターがー」とか、「ベースがー」とか、「ここのドラムがねー」とか。

「この曲歌詞やべぇよねー」とか「マスタリングすごくね?」とか。

 

そんなことは今更いい。

 

聴いて。笑笑

 

 

 

 

そして、Track9「Wake me up when night falls again」

 

これもYouTubeでフル貼りますので聴いてください。

まじお願い。

 

- YouTube

 

 

はい、ビリビリー。

 

もう歌始まった瞬間にビリビリですよ。

 

やばくね?

 

いや、まじやばくね??

 

何これ、何なのこれ。

 

いや、最早「そんな表現使うなよカス」とか言われるかも知れませんが、

 

天才。

 

天才ですまじで。

 

何このメロディ。

 

年代は違いますが、

今の30代くらいの中堅バンドの中で、

KUZIRAとSHANKはバケモノです。

この辺の人たちのメロディセンスは本当にどうなっているんですか??

 

まじ、何食べたらこんなメロディ思いつくんですか?

 

強すぎる。まじで強すぎる。

 

一度聴けばメロディラインが頭の中にこびりついて、

寝る前のボーっとしてる時とか、皿洗ってる時とか、お風呂で頭洗ってる時とか無意識に歌う。

嵐のLove So Sweetくらいこびりつきます。

 

これも和訳付きのMVになってますので歌詞とかはここでは特に言及しませんが、

歌詞もいいんですよね。MVの構成も大好き。

 

 

大好き。

 

 

 

 

続くTrack10「HOME」

 

これもフルですね笑笑

- YouTube

 

本作のエンディングトラックになりまして、

ミドルテンポの楽曲です。

 

少しフォーキーな匂いも感じながら、

庵原の鋭くも暖かい歌い方が光る一曲です。

 

是非歌詞を見ながら聴いてほしいんですが、

なんかもうかなりグッと来ます。

 

このバンドの歌詞もまた魅力で、

所謂メロコアの歌詞とも言える中で、絶妙な生々しさみたいなものを感じるものが多いですね。

 

冒頭でも言及しましたように、

SKAをやりたかったと言う彼らの持つ、

それ以外サウンドモデルとでもいいますか、

彼らの持つ破壊力はそこに留まらないと言いたくなるアルバムです。

 

 

とりあえずアイコニックな楽曲をピックアップして個別に紹介しておりますが、

他の曲もたまらなくかっこいいので、

興味が沸いた方は是非聴いてみてくださいね!

 

 

 

 

3rdアルバム

「Baitfish Attitude(2013)」

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  1. Stop the crap
  2. Movie
  3. Song for my rights
  4. Love and Hate
  5. Departure
  6. Brandnew Song
  7. 620
  8. Come Together
  9. It's not a game
  10. Judy
  11. Baitfish Attitude
  12. Tonight the Streets Are Ours
  13. Set the fire
  14. From tiny square room

 

 

 

大名盤です。

 

バンドキャリアの中でもかなり知名度の高いアルバムだと思うんですが、

前作「Calling」より僅か1年程でリリースされた本作は、

正に続編的な立ち位置と思ってもいいのではないでしょうか。

 

更にメロコア要素が強まったアルバムとも言えるんですが、

かなりの名曲が揃っており、

前作と本作の2枚をSHANK入門として是非聴いてほしいところです。

 

 

Track1「stop the crap」はイントロ的な立ち位置のショートチューンで、

アルバムを手にとって聴き始めた1曲目から捲し立てるようなサウンドになっています。

 

続くTrack2「Movie」

Movie

Movie

 

継ぎ目がなく流れるようにTrack2へ進み、

絶妙にダークな雰囲気を持ったフレーズから始まります。

 

ここに到達するまでにフルアルバム2枚紹介しましたが、

これぞSHANK節って感じのメロディだと思いませんか?

 

筆者はよくメロコアポップパンクを別として取り扱うことがありますが、

このアルバムはめちゃくちゃメロコアなんですよね。

 

メロコアとポップパンクに明確な違いがあるかと言われると正直知らないので、

ニュアンスで捉えてほしいです笑笑

 

そして曲に戻りまして。

この曲も実は1分半とかそのくらいの長さなんですが、

非常に満足感のある楽曲なんですね。

 

かなりサウンドがストレートです。

展開が凄まじい楽曲もそれはそれで物語性があったりと満足感があるんですが、

この曲のように、構成自体が簡潔な楽曲もまたパンクロックとしてのモデルに適っていると思うんです。

そこに、やはり多用されるマイナーコードやテンションコードなどであったりが更にメロコア要素へと繋がるのではないでしょうか。

 

 

 

そして、Track9「620」

620

620

 

正直このアルバム紹介したい曲だらけでして、

選出するのは難しいんですが、

その中でもやはりこの曲は外せないでしょう。

 

とことんダークな雰囲気を醸し出したSKAチューンなんですが、

そもそもかなりレゲエ感すらあります。

かなり上質な土臭さ」が出ており、もはやパンクバンドの域を超えているとまで思います。

 

かと思えばパンクにシフトチェンジして、

「これでこそ!!!」と叫びたくなるようなアレンジが素晴らしい。

 

もう語彙が乏しくなりますが、

最高っすよね。

 

 

これはYouTubeですか?

 

YouTubeですね。

 

- YouTube

 

 

 

Track10「Judy」

Judy

Judy

 

はい、優勝。

 

語ることすら最早ないくらいに名曲。

 

有名曲?

いいえ。

 

そう、所謂隠れた名曲(やと思ってます)なんです。

 

もうね、泣くよね。

 

聴いたことない人は全員聴くべき。

マストで聴くべき。

SHANK興味持った人は全員聴くべき。

 

そしてね、やはりこの人は詩人としても別格です。

 

フル載せます。

もうこれは百聞は一見にしかず。

 

いや、百見は一聴にしかず。

 

- YouTube

 

 

もうこれがあるだけで名盤中の名盤ですよね。

 

ってかこのアルバム紹介したい曲多すぎ。

 

アルバム冒頭にも書いてますが、

SHANKをこれから聴き始める方は2ndと3rdから入るといいと思いますよ。

まぁどのアルバムもすごくいいですし、

割とアルバム毎に顔が違うバンドでもありますので、

気になったアルバムをとりあえず聴いてみて、ハマったらどんどん掘り進めてみてほしいなと思います。

 

 

 

4thアルバム

「Honesty(2017)」

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  1. Surface
  2. Mighty Clash
  3. Life is...
  4. Gloria
  5. Frustration
  6. Don't let me down
  7. Hope
  8. Wall Ride
  9. Prepare Yourself
  10. Honesty

 

 

はい、名盤ーーー

 

 

もうね、やっぱこのバンド捨て曲ないんですわ。

 

もう全曲かっこいいし、無理無理。

選ぶとかまじ無理。

 

「お父さんとお母さんどっちが好き?」くらい無理。

「うんこ味のカレーとカレー味のうんこどっちがいい?」

それはどっちも無理。

 

そんなことはどうでもいいんです。

 

ほな全部赤くせんで普通に書けばいいんじゃない?

 

は?

 

なめんな。

 

それでええか!笑笑

 

バカヤロウ!

 

 

 

 

はい、真面目に書きますよ。

 

前作から少し期間が空いてのリリースとなりましたが、

このアルバムから音楽性としてもかなり大きく飛躍します。

 

もちろんメロコアとしてのモデルは残しながら、

かなりギターサウンドにこだわりを感じます。

 

あ、言い忘れてましたが、

このバンドはベースボーカルです。

 

って書きながら思ったけど、

多分冒頭で書いてる。

 

 

めちゃくちゃ余談が長くなりましたね。

 

 

曲紹介行きます。

 

 

Track4「Gloria」

Gloria

Gloria

 

この曲とかまじどうやったら書けるんですか??

短い曲なんですが、

こうまでメロディで襲いかかってくる曲も少ないです。

SHANKには多いですけどね笑笑

 

イントロリフはザクザクと古き良きメロディックパンクを彷彿とさせるものでして、

そこからサビでの転調ですよね。

よくCDの帯とかで「グッドメロディ」とか煽り文句ありますけど、

全曲にその煽り文句をつけたい笑笑

 

前作までより、さらに庵原さんの声に低音が混じっているように感じ、説得力が増しています。

 

良い歌だ!とかは簡単に言えるんですが、

SHANKの歌には理由が見えますよね。明確に。

歌詞一つとっても、そのサウンドやメロディセンスなど、

「良い歌」と称するには十分すぎる材料が詰まっています。

 

この楽曲もまた、展開や短い曲の中に詰められたメッセージ、

そしてメロディなど、

 

 

 

 

 

あー、強すぎる。

 

 

 

 

Track7「Hope」

Hope

Hope

 

これもやばいです。

SHANKとしては実はあまり多くないギターリフからのスタートの楽曲です。

と、言うかこのアルバムはギターリフに力入れているようにも感じますね。

 

ギターリフの裏では、

"Don't play around who killed my voice?"

(おれの声を殺したのは誰だ。)

 

的なことを言ってます。

 

気になる歌詞は、

" I’m too sad to be mad

(やりきれない。)
Repeated murders

(繰り返される虐殺)
so god became a reason for wars

(神様は争いの理由になってしまった。)
I’m too sad

(悲しいよ。)

 

Keep dreaming of the day when I find the many questions.

(山積みの問題を解決する術を夢見て)
All for the lost days

(奪われた日々のために)
Keep dreaming of the day when I find the many questions.

(山積みの問題を解決する術を夢見て)
All for the lost days"

(奪われた日々のために)

 

意訳ですがこんな感じです。

 

「Hope」という表題が皮肉として使用されており、

こういう歌詞をみても、やはり詩人としてものすごく才能がある人だなと感じます。

 

神様は争う理由になったなんて歌詞書けます??

腐った世の中だ!とかみんな糞食らえだ!みたいなニュアンスではあるんですが、

歌詞の重みがちょっと段違いです。

 

今現時点で満たされないことからの「渇望」に近いHopeなんでしょう。

でもそれは皮肉なことに渇望でしかないというようなメッセージを感じます。

 

 

そこから続くTrack8「Wall Ride」

Wall Ride

Wall Ride

 

どうですか!!!

これ!!!!!

 

やばくないですか???

 

え?フル???

 

 

了解!!!

 

- YouTube

 

 

気を取り直して、

フルでお聴き頂いてどうですか?

 

もう出だしから「うぉっ!?!?」て感じですよね。

まぁた上質なレゲエです。

 

池本雄季のドラミングには毎度のことながら唸ります。

こういうの叩かせたら本当にパンクバンドの域を超えてきますね。

 

そこから突然のテンポアップでSKAモード突入。

従来のSKA PUNKバンドとはまた違ったサウンドと言うか、

レゲエやSKAファンも納得のクオリティになっています。

そしてこの時のGt.の音色が本当に美しい。

聴き込んだ上で漸く達することが出来る音作りだと思っているんですが、

これは世のギタリストなら理解してくれるかと。

 

でね、

このアルバムはギターサウンドにこだわりを感じると冒頭で書きましたが、

この曲のギターソロですよ。

というか、ギターソロでアウトロになっていくんですが、

先ずそのアレンジも堪らないです。

が、

特筆すべきはそのソロ内容なんですよね。

Gt.松崎兵太が到底パンクバンドとは思えないギターソロを繰り広げます。

もうめちゃくちゃエロい。

ブルースギターまで弾けるんすか!と完全にK.Oされます。

単純なブルースフレーズというわけではなく、

ルーツレゲエでよくみられるプレイとでも言いますか、

超絶技巧ではなく、口をポカーンと開けてしまうようなフレージングが聴けます。

 

 

 

 

5thアルバム

「Steady(2022)」

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  1. Candy Cruise

  2. Drain Water

  3. Bright Side

  4. Mind Games feat. HEY-SMITH

  5. Rules

  6. Karma

  7. Lazy Daisy

  8. Rising Down

  9. High Tide

  10. Fall Into The Night

  11. Poker Face

  12. Once Again

  13. Steady

 

 

SHANKの現在のディスコグラフィーで最新アルバムになります。

 

そして、この後(2023年かな?)にDr.池本雄季が脱退してしまうので、

事実上、オリジナルメンバーとしては最後のアルバムになります。

 

 

気になる内容としましては、

やはり、本作でもかなり楽曲のアプローチが前作とはまた違ったものを追求しています。

 

1stアルバムから主軸としたものはあれど、

音楽性としては少し印象を変えていますね。

 

一応最新アルバムということもあり、

ちょっと3曲では説明しにくいので拡大版でご紹介します笑笑

 

 

 

先ずはTrack2「Drain Water」

Drain Water

Drain Water

 

もういきなりですね笑笑

 

従来のパンクサウンドに加え、

ラウドロック的なサウンドを感じます。

ギターのフレージングもAメロとかではかなり今までとは違ったアプローチをしていますし、

全体的に音の厚みが増した印象です。

 

 

 

ってかギター音太なった??

 

プレイスタイルだけでなく、

音色としても変えてきてますよね明らかに。

 

と、まぁそれは置いておいて、

音圧の強いAメロを抜ければ、サビはやはりSHANK節全開です。

メロディラインも去ることながら、音域の上下幅もアップグレードされている印象を受けます。

 

 

そして、Track4Mind Games feat. HEY-SMITH

Mind Games (feat. HEY-SMITH)

Mind Games (feat. HEY-SMITH)

 

おかえりなさい。笑笑

 

もうタイトルにfeat.ついてますが、

HEY-SMITHが参加してます。

 

もう激アツでしょこれ。

 

確定演出ですよ。

 

こんなん期待しかせえへんわっていう期待をさらに超えてきます笑笑

 

これはフルでしょう。

 

- YouTube

 

 

時期で言うと、

HEYも現体制になってからですので、

やはり音の厚みも非常にあります。

 

そして庵原さん歌い方があまりにもかっこよすぎやしませんかね。

 

中音から高音の切り替わりなんてもそうですが、

この人は

スイッチついてんの?

 

 

で、ギターについては

うっすらとコーラスかけてるんですよね。

それがまた怪しい雰囲気出してて良いです。

 

こういう怪しげなSKAをHEY-SMITHと組んでやったら、

もう、

そらもう、

妖ですよ。妖。

 

 

 

で、

 

Track6「Karma」

Karma

Karma

 

 

これまじで度肝抜かれましたね。

 

どこまで幅広いねん!!!!!て叫びたくなりました。

多分ぼそっと呟きましたが。

 

いや、元々この人たち演奏技術が非常に高いんですよ。

Gt.松崎兵太も初期からやはり上手いんですが、

このアルバム、この人無双モードですよね笑笑

 

え、ほんま兵太無双やん。

真・兵太無双やん。

 

と、思いきやですよ。

そこでこの楽曲、

まじでジャミロクワイみたいなことしてますよねベースとドラム笑笑笑笑

 

そんな引き出しもあったんですか?笑笑

 

いや、この曲今聴いても痺れますよ。

技術面云々に関してもやばいんですが、

なんと言ってもそのアレンジの幅。

アレンジのレンジが。

アレンジレンジなわけですよ。

 

いや、これはやっぱりフルで聴いてもらおう。

 

この曲を説明するのは難しい。

 

- YouTube

 

説明不要でとりあえず聴いてください笑笑

 

 

 

そしてTrack9「High Tide」

 

すいません、連投で恐縮ですが、

これもフルでとりあえず聴いてみてください。

- YouTube

 

え?これSHANK

ってくらい意外なアプローチです。

 

もちろん良い意味でね。

 

ミドルテンポのバラード曲での名曲はたくさん生まれていました。

それこそ3rdからJudyとかね。

 

ですが、今までの誰とも違うニュアンスの楽曲だと思うのです。

 

例えば、アコースティックギターを主軸にしてサウンドが構成されています。

つまり、アコギとドラムのアクセントが被るわけですね。

Ba.Vo.のバンドというだけあり、リズムセクションの重要度が非常に高いわけなんですが、

この曲を含む本作では割とギター目線の楽曲が増えているようにすら感じるんですよね。

 

特にこの楽曲では、

かなり弾き語り的なニュアンスが強いと言いますか、

リズムセクションがギターと調和するようなイメージで聴いてもらえるとわかりやすいかも知れません。

 

かなり湿度の高いサウンドメイクで進行するこの楽曲は、どこか懐かしさすら覚えますよね。

 

 

 

 

と、一応SHANKのフルアルバムについて全作カバーできたかと思います。

もちろん、彼らの作品はアルバム毎、

そしてアルバムの中でも曲毎に顔が違うと言う話をしたと思うのですが、

聴き終わった後の「あー、ええもん聴いたな」感が凄いと筆者は個人的に思っています。

 

ですので、もし本稿で興味を持たれた方は、

CDでも、サブスクでも、彼らの公式YouTubeにフルが載ってるのでそれでもいいので、

是非色んな楽曲に触れてみてほしいと切に思います。

 

また、今回はフルアルバムにフィーチャーしましたが、

実はミニアルバムが結構やばいんですよね笑笑

 

短い中にもストーリーあり。

みたいな感じなんですよね。

フルアルバムよりボリュームは少ないですが、

ミニアルバム収録曲で名曲もたくさんありますので、

それはそれで是非聴いてみてもらえたらと思います。

 

 

SHANKHEY-SMITH

SiMやCold Rainなどその世代のバンド軍が今の日本のパンクやラウドシーンを席巻していますし、

是非この機会に色々と聴いてみては如何でしょう。

いつの日かライブハウスの客席で肩を並べる日が来ると面白いですね!!

 

 

ほなまた!!!