
いきなり蝶野
まいど!!
どうもTeaです。
さてさて、
さてさてさてさて、
タイトルをご覧の方の中で、
「おっ!」「おっっっほぉぉぉぉ!!」
ってか感じの人もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちょっとエ⚪︎漫画っぽくなってしまいましたが。
いや、まぁわざとやけども。
今回はタイトルの通り、
ちなみに今回は1stアルバムに絞って紹介しますね。
まずは恒例バイオグラフィーから。

This is Nagabuchi kick.
(これは長渕キックです。)
今日のスベリノルマは達成したので真面目に書きます。

1996年結成の日本のミクスチャーバンドです。
ぶっちゃけ言うて、
冗談抜きにミクスチャーバンドとしては国内最強のかっこよさだと私は思っています。
そんな彼らは元々「ヤクザキック」という名前で活動しておりましたが、
メジャーデビューから(厳密には前年の2ndアルバムから)名前を「YKZ(ワイケーズィー)」と改め2004年までの8年間活動しておりました。
サウンドとしては、
同年代のミクスチャーバンドと比較しても、
より一層楽器隊の演奏力が高く、メタルサウンドというよりはファンキーなサウンドが特徴です。
イメージで言うならば、
R.A.T.MとR.H.C.Pを足して2で割って4足した感じです。
4を足す意味は特にありません。
ごめんなさい。かっこつけて書きましたが、
恥ずかしくなってきたので書き直します。
レイジとレッチリみたいな感じ。
です。
前述の通り、
この表現からもわかるように、
めちゃくちゃかっこいいです。
演奏力も高く、そしてボーカル(ラップ)の声質がかっこよすぎます。
なのに、あんまり知名度は高くない。
だから紹介する。
オデ、ショウカイスル。
メンバーは、
・小川達三(VOCAL)
・田中秀基(BASS)
・秋満謙章(GUITAR)
最終メンバーは上記になります。
ここで私のブログを読んで頂いている方は
ピンとくる人もいらっしゃるかも知れません。
Vo.の小川達三さん。
そうです。

このもじゃもじゃのアニメ版で歌唱シーンを担当されています!!
BECKは原作の方が私は好きなんですが、
曲に関してはアニメのクオリティ半端ないです。
特にspice of lifeなんかはそれこそほぼYKZです。笑
かっこいいよねあれ。
おぉーーーん!!!!
たいふぅーーん!!!
たいふぅーんとぅえにーふぉー!!!
そろそろちゃんと書くわ。
そんなYKZなんですが、
前述の通り、2004年までしか活動しておりません。
しかし、そのディスコグラフィーはと言うとどれもこれもえぐすぎる。
まじでかっこよすぎるんですわな。
そのYKZの魅力を伝えたい思いで、
今回はミクスチャー界隈でも名盤と名高いアルバムを紹介して参ります。
⚪︎1st 「The Fire That Burns Within(2001)」

- BLOW BACK [HOUSE OF THE RISING FUNK]
- SONICTEMPLE
- BOMBNITUDE
- EXFLOWSION UNDERGROUND
- A REVOLUTIONARY ERA
- HARMORHYTHM
- NEXTREME UNKNOWN
- Nao quir ir a praia?
- MASTER OF VOID [ENTer The YKZone]
- DOUBLE BARREL
- BRIGHT LIGHT DEAD CITY
とりあえず、このアルバムだけでも今日は覚えて帰ってください。
まじえぐいから。
ってことで全曲紹介参ります。
⚪︎Track1「BLOW BACK [HOUSE OF THE RISING FUNK]」
予定変更
iTunesにないんですねぇ。笑
紹介で貼り付けできないんで、
予定を変更し、YouTubeを使って所持アルバムを紹介します笑笑
以下紹介は全てYouTubeのリンクを貼り付けてます。
とは言え、やっぱりこの曲は外せないので、
気を取り直して、
⚪︎Track1「BLOW BACK [HOUSE OF THE RISING FUNK]」
MVで紹介しますね。
もう出だしからいきなり超絶スラップから始まります。
MVを見て頂いておわかりの通り、
Ba.田中秀基さんはFleaスタイルのスラップをしています。
こういった部分からもレッチリのフォロワーであることが伺えますね。
そこにブラスサウンドも入っており、
ロックな雰囲気を出しながら、ファンキーさもがっつりと含まれています。
そしてやはり特筆すべきは小川達三のラップですね。
かっこよすぎでしょうよまじで。
同世代のバンドで言うならばDragon Ashや山嵐、RIZEなどが挙げられますが、
そのどことも違う、サウンド自体もかなりファンクよりでありながらレイジを思わせるような重めのリフ構成になっています。
また、前述の同世代バンドたちが比較的ダミ声を多用したラップスタイルを主軸にしている中、
達三氏のラップは高音スタイルになります。
ラップスタイルには声質がかなり大きな要因になると言われますが、
それこそ、楽器隊の音色の如く声質でもニュアンスがかなり変わります。
言葉をかなり詰め込むスタイルでもあることから、
当時アメリカを中心に流行っていたラップロック的なスタイルというよりは、
オールドスクールラップ的なアプローチに感じられますね。
⚪︎Track6「HARMORHYTHM」
こちらもMVを拝借しております。
1曲目から打って変わって、
こちらはギターリフがビート感を意識した楽曲になっております。
どちらかと言うとレイジっぽい雰囲気が強い楽曲というイメージが強く出ています。
音自体が重いというよりは、ビート一つ一つにウワモノの乗せていくスタイルが重厚感を更に演出していると思うわけです。
ラップに関しては、
ビートの一つ一つに音を詰め込むようなフロウで構成されており、
曲全体のビート感に対してより際立って高速さを感じることが出来ます。
彼のラップは非常に敏捷性が高いですね。
そしてこの曲に限らずバンドサウンドとして特筆しておきたいのが、
ギタリスト秋満謙章ですね。
ベースが際立ったファンキーなサウンドにラップが乗っているのが非常に印象深く、
この手のバンドにしては珍しく、ギターリフゴリ押しみたいなスタイルではないんですよね。
もちろんこの曲のようにリフ感を全面的に強調している曲もあるのですが、
どちらかと言えばジョン・フルシアンテのようなチャキチャキとしてカッティングを重点にし、リズムセクションにギターが加わるようなイメージが強いです。
元々Hip-Hopにおけるラップのルーツにはファンクなどが存在しており、
ビートを極端に意識したトラック(場合によってはビートのみを抽出)が使用されます。
その辺のイメージにバンドサウンドとして、そしてロックを落とし込むという意味で、
実はバンド内で一番注目すべきはGt. 秋満謙章ではないかなと思ったりします。
⚪︎Track11「BRIGHT LIGHT DEAD CITY」
これまた破壊力抜群でしょう!!
1stアルバムはファンキーでありながら、
Nu Metal的なアプローチも割りかし強めだと思うんですが、
その中でもこの曲なんてのは露骨にシーンを席巻するようなサウンドになっているかなと思います。
ほんと、誤解や誤認を恐れず言いますが、
めっちゃレイジっぽいっすね。
ラップもどこかザックを感じるところもあったりします。
しかしながら、別に私はレイジと比較するつもりはありませんし、
そんな聴き方はあまり好きじゃないですし、
レイジも大好きですが、それと同じくらいYKZが好きです。
ってかなんなら音楽的影響で言うならばYKZの方ががっつりですね。
そしてやはり達三氏のラップのバリエーションには驚かされます。
言葉を詰めているのに余白を持たせた歌い方になっています。
楽器隊に関しても、ベースとギターが同一リフをなぞるんですが、
ギタリスト目線で話すのであればここまでパキパキと音を目立たせる音作りは素晴らしいんですよね。
どうしてもドライブサウンドもハイゲインに逃げがちなんですが、
トーンを抑えながらもここまで聴かせるサイドギターは半端じゃないです。
加えてそこにハイゲインのメインリフが入るわけでしょ?
楽器陣のスキルは国内で見てもこのレベルはそう多くないと思いますね。
⚪︎2ndアルバム「ROCK TO THE BEATS(2003)」

- INTO THE…[INTRO DUCTION]
- DETONATOR
- UNBREAKABLE
- GIMME FUNKY BREAKS
- DAY AFTER DAY
- EMPTINESS OF DAWN
- METAL MASSACRE
- SPIN BREAK
- LOW DIRT
- DYNA-MIC
- RIGHT HERE
- IF
- IF[DEEPEN]
はい、来ました。
1stアルバムが名盤であると冒頭に説明したのですが、
個人的にはこのアルバムが一番好きです。
1stのNu Metal的なアプローチから、
更にファンキーさを追求したようなアルバムになっていると思うわけです。
詰まるところ、1stのレイジっぽさから更にリズミカルなサウンドへとアップデートされたようなイメージで差し支えないと思うんですよ。
⚪︎Track1「 INTO THE…[INTRO DUCTION]」
イントロと侮るなかれ。
先ず最初に飛び込んでくるファンキーなサウンド。
そこからラップへと繋がっていくんですが、
こんなもん最早ロックバンドの所業ではありません笑
やばすぎますね笑
初めてこのアルバムに出会った時、とんでもない衝撃を受けたことを覚えています。
ここまでくるとレッチリとかでもなくなってきます。
まぁブラッドシュガーあたりのレッチリの雰囲気は多少ありますが、
1stの雰囲気とまた違い、YKZというサウンドを確立させた感が非常に感じ取れます。
からの
⚪︎Track2「DETONATOR」
曲順としては2曲目になりますが、
個人的にはイントロ〜DETONATORで聴いてほしいなと思っています。
イントロの雰囲気を残しつつ、これぞYKZサウンド!!みたいなノリで始まる楽曲になっておりまして、
まだYKZらしさみたいなのがわからない人にこそ聴いてほしいと。
私はそれこそ、山嵐や宇頭巻あたりのハードコアラップメタルみたいなジャンルが大好きなんですが、
同時にファンキーなノリのミクスチャーも大好きでして、
そのちょうど真芯を捉えてくるようなサウンドかなと感じます。
そう言えば宇頭巻もUZMKになってたなぁ笑笑
流行ってたんかなぁ。
ってか話は逸れますけど、
デトネーターてゴールデンアイで出てきましたよねー
ゲームキューブのやつ。元は64かな?
ほらほらぁ
アラサー出てこいよぉ!
⚪︎Track8「SPIN BREAK」
どんすたっまだまだ回せっ!!!
言いたくなりますなぁー。
この曲とかまじかっこよくないです??
今の時代ってhip-hopが非常に人気ですが、
所謂トラップ系のやつが流行ってるじゃないですか。
でももっともっとルーツを辿れば先述しましたが、ビートだけ抽出したりとか結構あったわけですよ。
もっと言えば、オールドスクール的なスタイルではサンプリングももっと露骨にしてたわけですよね。
その時代あたりのラップスタイルに非常に近しいものがあると思ってまして、
この感じは他のミクスチャーバンドにはあまりないように感じます。
まぁアルバム自体が20年以上前のものですので今から考えると古くはあるのですが、
やはり現代的な目線で聴いてみると思うところが各々あるんじゃないかなーなんて思ったりしてます。
それでいて、サウンドはかなり重めであるわけです。
改めてになりますが、レイジやレッチリの雰囲気とはまた変わってきてます。
正に激辛ビートではないでしょうか??
⚪︎Track9「LOW DIRT」
ちょっと趣向を変えてライブ映像を。
これは敢えて言います。
めっちゃレイジ。
サウンド的な話で言うなら、
イントロで重めのリフがあって、
その後A1セクションに行くまでの間のブリッジね。
ワウかけたギターだけになる感じ。
こういったニュアンスが非常にレイジを彷彿とさせます。
本作はよりファンクネスを追求していると先に述べましたが、
やはりミクスチャーロックとしてのアティチュードは守っているなという印象を持ちます。
それこそレイジなんかはよく、
ツェッペリンとパブエネの融合なんて表現がされますが、
そのサウンドは今日的なメタルとは少し違うわけですよね。
一方山嵐やRIZEなどに代表されるハードコアミクスチャーロックに関しては、
PANTERAなどの影響が色濃く出てると思います。
そういった意味ではこの楽曲のようなヘヴィなサウンドであっても、
その影響元は少々違うのかななんて思います。
で話に戻りますが、
ライブの立ち振る舞いなども非常にかっこいいです。
冒頭で述べたように、あまり知名度には恵まれなかったが故か、
ライブ映像に派手さは若干弱いですが、
そのサウンドとクオリティ、そしてメンバー全員の立ち振る舞いが非常に魅力的だと思います。
⚪︎3rdアルバム?「 EXPECT THE UNEXPECTED(2003)」

- NO FROTIN'
- ILLEGULAR
- R.O.D(instrumental)
- THEME OF YKZEE
- NEVER GO BACK
- ILLEGULAR(SHAOLIN MIX)
- NO FRONTIN'(QUARASHI MIX)
実を言いますと、
私このアルバムを持ってませんでしたー!!笑
先日、休日にサウナに行ってたんですよ。
ほんで、そのサウナの近くにBOOKOFFがあるんですけど、
そこでなんとなくうろうろしてたら「YKZあるやん!」くらいのノリで手に取ったところ、
知らなかったんですよねー、このアルバム笑笑
んで、「なにこれ知らんアルバムやんけ」と思って裏面見たら、
2023年発売!?!?
再結成したんか!?!?
リンキンやFACTといった私にとっては最高のバンドたちが再結成し、
そして、SUM41、NOFXという私にとっては最高のバンドたちが解散した中、
YKZ再結成してたんか!
と店内で「むぉっ!?」とかわけのわからない感嘆符を唱えていたのです。
2003年な。
全然解散前な。
いい加減にしてほしい。
ごめんなさい。
ごめんなさいなのら。
まじで知らんかったんですわな。
だってさ!リアタイ世代ちゃうねんで!?
2003年とかおれ小3やし。
植村花菜がおばあちゃんと暮らし始めてトイレ掃除頑張ってる頃やから!!
そんな言い訳は置いておいて、
そうなんです。
YKZと出会ったのは私が高校2年生の頃。
ミクスチャーバンドを組んでいた頃にBECKのアニメを見て知りました。
そしてそれから13年?が経った今、
新譜見つけました。
そしてこのブログを書こうと思い立ったわけですよ。笑笑
と、それはさておいて、
本作は所謂ミニアルバムになっておりまして、
リードトラックR.O.Dを中心とした構成になっています。
更に特筆すべきは、
本作はアイルランドのミクスチャーバンドであります、「QUARASHI(カラシ)」と九州のhip-hopグループ「餓鬼レンジャー」とのコラボ作品となっています。
QUARASHIはあまり詳しくないのですが、
餓鬼レンジャーとか激アツですよね。
⚪︎Track1「NO FROTIN'」
もう一曲目からスーパーかっこいいっすね。
YouTubeのクレジットはQUARASHI feat.YKZになってますので、
多分Track7と同じかと思います。
YouTubeの方はちゃんとまだ聴いてないのでわかりませんが。
そしてバンドサウンドというよりは、
かなりトラックっぽさが際立ってます。
いい意味でこれまでの作風とは違うという雰囲気すらありますね。
まぁコラボやし当然ではあるのですが笑笑
これこそオールドスクールラップ感が非常に強いと思うんですよね。
別に80年代のラップコンピアルバムとかに入ってても割とスルーしてしまいそうです笑笑
⚪︎Track2「ILLEGULAR」
こちらMVを拝借してます。
餓鬼レンジャーとのコラボの楽曲になりまして、
2組の掛け合いも抜群にかっこいいです。
ミクスチャーサウンドだなという感じですね。
達三のキレのあるラップはもちろんですが、
流石は餓鬼レンジャー。
本職のラッパーならではの独特のフロウを感じることでしょう。
MVも非常にかっこいいんですが、
この辺のミクスチャーバンドって和装の時代劇風MVが多いのはなんでなんでしょうね笑笑
⚪︎Track5「NEVER GO BACK」
もはやミクスチャーロックというより、
Rapの楽曲として捉えてしまいそうです笑笑
KTCCのアルバムとかに入ってても気づかなさそう笑笑
とはいえ非常によく出来た曲であることは言うまでもなく、
達三のラップスキルが一際目立つ一曲でもあります。
冒頭でも話しましたように、
このバンドはあまりに演奏力が高く、
ラップを追えなくともサウンド的に非常に楽しめるのも強みの一つだと思うわけです。
一方で、ジャンルとしてのRapであれば、
所謂ロックバンド的な目線ではあまりピンとこないかも知れません。
そういった意味合いで、
この楽曲は双方どちらにも旨みがあるといいますか、
ミクスチャーバンドのRapスキルを存分に楽しむことが出来ると思うわけです。
すごいよね。
と、そんな感じで、
あんまりこのアルバムはまだ聴き込めていませんのでサラリと行かせて頂きました笑笑
本当はYKZとしてだけでなく、
ヤクザキック時代の楽曲なんかも紹介できればと思っていましたが、
少し最近プライベートでバタバタしてまして、
あまりに時間かかりすぎてるので今回はここで終わりたいと思います笑笑
ミクスチャーロックバンドは魅力的なバンドがたくさん居ます。
もっともっと紹介したいバンドが居ますので、
順次紹介していけたらななんて思っていますよ。
私のブログではよく話していますが、
「ミクスチャーロック」という言葉自体が最早死語になっていますので、
2000年代前半くらいまでのあのカオスな音楽シーンが好きな人以外には今ではあまり通用しないかも知れません。
しかしながら、
事実として、そして史実としてこんなバンドが居たということは知っていてほしいですし、
何よりYKZはやはりミクスチャーの中でも一番かっこいいと個人的には思っています。
iTunesで貼れず、
YouTubeでの紹介になってしまいましたが、
MVなど拝借した方々へはこの場を借りてお礼申し上げます。
と言うことで今回はここまで!
ほなまた!
