まいど!!!
いやっはーーーーー!!!!
書くぜ書くぜーーーー!!!!
みなさん信じられますか?
あの3行くらい書いてから
2日放置してましたよ
まじどのテンションで書き始めて、
そして何故書くのを中断したのか。
更には何故2日も空いたのか。
まじで自分でもミステリーです笑笑
と言うわけで、
2日前の私がどんなテンションだったかはさておき、
いつものテンションに戻らながら
ひゃっはーーーー!!
なわけです。
ってかさ、
めちゃくちゃかっこいい曲が出来たんですよ。
私インスタやらなんやらでちょこちょこ曲を出してまして、
ありがたいことに聴いてくださる人もいらっしゃるんですがね??
YouTubeって伸びねぇのなぁ!!!
ってことでみなさんよかったら寄り道してください!
これリンクね!!他のもよかったらね!
再生数伸ばしてちょ?笑
さてさて!
気を取り直して、
前回日本のロックについて熱く語ったわけですが、
以前より私のブログを読んでくださっている方ならお分かりと思いますが、
ここからが私のターンです!
まじバーサーカーソウルなんです。
そんなパンクですが、
みなさんパンクロックにどの程度の認識が在りますか?
そんなとこも含めて、時代の変遷というよりは種類にスポットライトを当て、
お好みのジャンルを探してみてほしいなという試みです。
それを前置きとしまして、
パンクロックという最早メインジャンルと呼べるものの中に、
どれだけのサブジャンルが存在するかご存知ですか?
・ニューヨークパンク
・ロンドンパンク
・Oiパンク
・ポップパンク
・メロディックパンク
・ホラーパンク
・メロコア(日本)
・アイリッシュパンク
・セルティックパンク
・カウパンク
etc...
…
・・・。

えぇ、もちろん多分200種類もあるわけではありませんが、
めっちゃ種類があるわけです。
この辺を全て解説するのはさすがに骨が折れるので、
アイコニックな部分をかいつまんで説明していきたいと思います。
⚪︎ニューヨークパンク
イギリスのセックスピストルズあたりが元祖なんでしょ?と思われている方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、
それが正解と手放しでは言えないのです。
もちろん、パンクロックとしての在り方みたいなものを世に広めたしたという意味ではピストルズたちが元祖と言ってもいいかも知れませんが、
実のところ、どちらが先かと論じるには過去の時代の音楽まで遡る必要があり、
そんなもんめんどいので「ニューヨークパンク」として紹介します。
それがいったいなんなのか?という問いに対しては「ニューヨークで始まったパンク」です笑笑
1960年代のアメリカは「ロック」を源流にするのであればロカビリーなどが盛んだったのですが、
様々な音楽ジャンルが溢れており、その反面ある程度ジャンルを個別として認識できる状態だったと考えます。
但しそれは一般的な話であり、
アンダーグラウンドではぜーんぜんやべぇ人たちが居たわけです。笑
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかニューヨークドールズあたりの音楽性を踏襲したバンド群がアングラの世界で数多く生まれていました。

もうパンクロック全体で見ても代表選手です。
ロックに造詣の深い人なら特にラモーンズを知らない人を私は知りません。笑
所謂3コード編成の楽曲を主にしており、激しく荒々しい「これぞパンク」みたいな雰囲気を出しながらも、
とにかくキャッチーなんです。
賛否両論ありそうですが、
個人的には元祖ポップパンクだと思ってます。笑
※以降若干表現が怒られそうなので注意してください。
ヴェルヴェッツとかフーの初期みたいな雰囲気って比較的英米問わず今日的なパンクと捉えるのは難しい気はするんです。
もちろん体系的には間違いなくパンク路線ですし、全体像を掴むとはっきりするんですが、
1.2曲つまみ食いしてもイマイチピントが合わないイメージがあるのではないでしょうか?
その点ラモーンズはどの曲を聴いても「This is PUNK ROCK」なんです。
もっと言えば
めちゃくちゃバカっぽいんです。笑
パンクロック自体がアンチテーゼ的なニュアンスを多分に含みますし、
ニューヨークパンクにおいては芸術的思考に対しての憤りなどを歌っていることが多いわけです。
詰まるところ商業的になりすぎた音楽業界へのストッパーのような役割ですね。
それが故に、簡素な構成に技術を重視しない演奏。
そこに思想強めの歌詞が載るイメージで差し支えないと思います。
しかし、やはり崇高な音楽に触れる機会が多い人からすればそのバカっぽさは否めない点ではあります。
でもそれがロックなんです。
ちなみにラモーンズのメンバーは全員「⚪︎⚪︎ラモーン」という名前なんですが、
全員本名はラモーンじゃありません。笑
他の有名どころ
トーキングヘッズ
そんなニューヨークパンクと双璧を成す存在でありますところの
⚪︎ロンドンパンク
主にUKパンクなどと称されることが多いです。
「ニューヨークパンク」とか「ロンドンパンク」は敢えて区別する為にそう呼称していますが、
別にその違いは重要じゃありません。
冒頭に「パンクといえば」という話をしましたが、
パンクロックの起源というのは正直説明が難しく、USとUKのどちらが先かなんてのは無駄な討論だと思っています。
有識者から言わせるとニューヨークの方がやや先らしいですが、
まじどうでもいいです。笑
ただ、ここで紹介するところで言うならニューヨークパンクからの影響は少なからずあるとして紹介します。

ロンドンで服屋さんを経営していたマルコムマクラーレンというおじさんが街のゴロツキを集めて売り出したバンドです。
当時他の服屋さんの従業員を中心に編成されているのですが、
ロクに楽器など演奏できない街の不良を集めたバンドでして、
その演奏は当然ながらパフォーマンスも過激なものでした。
しかしながらそれがパンクの体系として語るべきところでして、
「スタジアムロック?ハードロック?知るかボケナス!」みたいなノリなので、
変に楽器が演奏できるメンバーではなく素人を選出したのだと思います。
そして、パンクロックといえばファッションにも通ずる部分が大きいのは言うまでもありませんが、
彼らのようなツンツンヘアーにスタッツの入った革ジャンみたいなスタイルは、
当時のロックンロール的なファッションからの引用であり、多少のアンチが混じったものだと思われます。
これもブティック経営者が叩き出した戦略でしょう。
そして、ニューヨーク勢が音楽的な反発だったものに対し、
ロンドン勢は政治的な内容を重視していました。
また、ピストルズは代表選手ではありますが、
実はオリジナルアルバムは1枚しか出してないんですよね。
他の有名どころ
ダムド
ちなみに私はダムド大好きです!
と、サラッと行ってますが、
詳しいこと知りたい人はこんな末端ブログではなく書籍でも読んでください笑笑
で!ですよ、
ここからかなり分岐すると個人的には思ってるんですが、
先述しましたニューヨークパンクから地続きになっているジャンルが
⚪︎ハードコアパンク
ハードコアが好きと私も当ブログ内で再三申し上げておりますが、
一体それはなんなのか?という話なんですが、
めちゃくちゃ端的に説明しますと、
パンクロックシーン(特にUS)では芸術的な面で「ロックはおもんなくなってもうたのぉ!」的なブチギレニュアンスなわけでして、
それらを「そんなんならもっともっとニッチなサウンドを追求しちゃるわい!」的なメンタルで始めたものになります。
簡単に言うと、速くてめちゃくちゃで激しくて暴力的と捉えてもらって差し支えないかと思います笑
割りかしモヒカンとかが登場する辺りはこのジャンルとイメージしても良いかも知れません。
例えば
Bad Brains

少し攻めた選出かも知れませんが、
彼らはご覧の通りアフリカンアメリカンで構成されています。
パンク含め、ロックは白人的と捉えられることが多かった中では少々異質かも知れません。
わざわざ注釈するまでもありませんが、
当時の価値観です。
音楽に人種云々を絡めて騒ぎ立てるのはうんちです。
で、そんな彼らを選出したには理由がさらにありまして、
所謂パンクロック的なニュアンスの3コードみたいな考えからは少しずつ乖離していき、
激しい演奏ながら他ジャンルとのクロスオーバー的な要素を含んでいきます。
彼らで言うならばレゲエやメタルなどの要素も多分に含まれています。
と、この文面からもご理解頂けるかと思いますが、
ミクスチャーロック(和製英語ですが)の先駆け的な存在でもあり、
後にメタルとハードコアパンクの境界が曖昧になる要因でもあるジャンルなわけです。
所謂ツービートを主軸にしたリズム展開で、
スピードも超絶速いです。
そして歌詞はと言うとかなり攻撃的です。
しかしながら、
ニューメタルやパンク、ミクスチャーあたりが好きな人は必ずどこかのタイミングでこのジャンルにぶち当たります笑笑
他の有名どころ
ミスフィッツ
ミスフィッツはホラーパンクとも呼べますし、メタリカがカバーしたりしてますね!
日本の有名どころ
そして、一方でロンドンパンクの系譜を色濃く受け継いで居るのが、
⚪︎Oi(punk)
あまり一般層には認知度の高くないジャンルかと思いますが、
「Oiパンク」と呼ばれるものになります。
なんそれ!と心のZAZZYが現れそうですが、
読んで字の如く「オイ!オイ!」と掛け声が入る系のパンクと思ってください。
まじでそれなんで。
ほんなら「Oi!」ってなんぞや?と言う話ですが、
まぁなんというか「オイ!」みたいな感じです。笑
いや、ほんまに笑笑
「やぁ!とかカモン!」みたいなノリ。
ノリです多分。
で、このOiパンクは歌詞が政治的な内容であったり、生活難などを歌ったものが多く、
UKパンクが持っていた色をそのまま受け継いだようなイメージをしてもらえればと思います。
曲調としては比較的明るいものも多く、
パンクロックでイメージされる歌の途中で「オイ!オイ!オイ!」みたいな掛け声が入っているものが殆どです。
とは言え、このOi!もその後ハードコアやスカなどと合流することになりますし、
日本国内ではそれほど区別して認知されているジャンルではない為、「これ!」と言った説明は難しいです。笑
有名どころ?では
Cock Sparrer

イギリスはロンドン発のバンドでして、
そこまで有名かと言われると頭を抱えてしまいますが、
後のパンクシーンを紐解いていくとこの人たちにたどり着く事が多いかなと思います。
正直に言いますと、私もOiはこのバンドと日本からCOBRAくらいしか知りません。笑
野性爆弾の川島さんやバイキングの小峠さんがパンクに詳しく、
YouTubeなどを拝見していると割と知識がつくかも知れません。
私もその口です笑笑
でもバンTは割と有名やったりしますよね笑笑

日本の有名どころ
ぶっちゃけこの辺からが俺のターン!て感じにはなりますね笑笑
もう読んで字の如くです。
スカとパンクの融合型になるわけですが、
ここではハードコアとの融合であるところのスカコアも併せて(いやむしろそっちを)紹介したいなと思う所存です。
スカについては私が以前書きましたがレゲエの回でも割と詳し目に書いてますが、
裏拍を強調したビートのR&Bみたいなイメージでいいと思います。
R&Bっても1950年代とかの雰囲気ね。
それとパンクが合わさった形なんですが、
ベースはパンクにあると思ってください。
中にはパンクの持つサウンドの中にスカのカッティングが入っているだけのものがあってもそれはスカパンクと呼称する勢いでいいと思います。
ジャンル分けなんてものはレコードショップで選びやすくするためのものだと私は考えていますので。
The Suicide Machines

え!!ここはSublimeじゃないの!?
なんてパンク好きな人は思うかも知れませんが、
スーサイドマシーンズが好きなのでこっちにします笑笑
なんか既視感ある出立ちの人が居ますが、
これこそスカコア!と言いたくなる人たちですね笑笑
時は90年代に入っています。
ニューヨークパンク辺りでも記述しましたが、
ある程度のバカっぽさはこの辺のジャンルには必要だと個人的に考えているのですが、
90年代に入ってからはそれが更に加速します。
めっちゃバカっぽいです。笑
おバカな雰囲気と陽気なリズムが本来相反するはずのハードコアとミックスされているのがやはりこのジャンルの面白さと捉えられるかも知れませんね。
また、日本ではSnail Rampあたりがスカパンクとして位置付けられるかと思います。
HEY-SMITHやKEMURIスカパンクとしてカテゴライズできますが、
彼らはスカパンクでありながらかなりハードコア路線やスカ重視の強みもありますので、敢えてここからは外しておきます。
他の有名どころ
日本の有名どころ
⚪︎メロディックハードコア
先に断りを入れておきますが、
ここでの欄において「メロコア」とは別物として取り扱います。
メロディックハードコアというジャンルが果たして正しく区分されているのかというのは難しい問題でして、
POP PUNKと海外では総称されますが、
本稿では敢えて別にして話したいと思います。
ハードコアパンクがシーンに頭角を表してきた80年代頃はとにかく攻撃的歌詞とパフォーマンスが人気を博しており、
それは日本国内においても重要な立ち位置にありました。
「スターリン」や「アナーキー」あたりのパンク路線重視でありながらハードコアなサウンドを追求していたバンドも数多く存在し、
日本ではアンダーグラウンドを中心に人気ジャンルでありました。
それは当然US、UKにおいても言える事で、
当時一部パンクスの中ではオールドスクール的なサウンドと型を並べていたわけですが、
そこにはメロディと呼ぶよりは「シャウト」というか全力で歌詞を叫びながら朗読するイメージを持ってもらえればと思います。
しかしながら、
80年代後半、その歌詞にさらにメロディをじゅうしするムーブメントが勃発し、
その路線の前線を走っていたのが、

個人的にはBAD RELIGIONをメロディックハードコアの始祖とする考えが好きなので選出します。
伝説的なアルバム「SURFFER」でも顕著に表れていますが、
ハードコアの形式を守りながらもなんか「スッと聴けるのも良さの一つだと思うわけです。
また、敢えてPOP PUNKと分けて紹介しましたが、
例えばThe OffspringやNOFXはメロディックハードコアの分類として話を進めていきたいと思います。
オフスプは顕著ですが、
もちろんポップな楽曲は多くありますし、
非常にキャッチーな作りになっていますが、
それはあくまでもハードコアを起点とした場合そう捉えられるわけであって、
ただのポップスとして捉えるならやはりまだまだ攻撃性を感じると思いませんか??
また、NOFXも同様の理由としてメロディックハードコアとして分類しています。
とは言え、別に「メロディックハードコア」だの「ポップパンク」だのあんまり違いはないと思いますけどね笑笑
話を進める上で便宜上敢えて区分させてもらいます。
他の有名どころ
日本の有名どころ
と、メロディックハードコアを読んだ方の中で
「はぁ!?」とか言う輩が居そうですが、、、笑
⚪︎POP PUNK
ここは敢えて分けて話させてもらいたかったんです。
結構色んな雑誌とか本とか読んでると、
POP PUNKカルチャーの礎を築いたのはこの人たちだと言われる事も多いですよね。

わかりますよ?笑
言いたいことはわかります。
なんなら書いてる私ですら違和感あるっちゃあります。笑
そうなんです。
そうなんですけど、
POP PUNKと分けたのには理由がありまして、
USパンク→ハードコア→メロディックハードコア
という図式に乗っ取るのであれば、
メロディックハードコアの始祖はBAD RELIGIONとして話をしましたように、
激しさと攻撃性を重視していた音楽性にメロディ要素を加えたものという解になるかと思う分けです。
一方、
UKパンク→Oiという流れの元行き着く先はどちらかと言うとGreen Dayだと私は考えております。
前述しましたが、USパンクは比較的芸術面におけるアンチテーゼ的な内容を含んでおり、
UKパンクは政治的内容を多分に含む傾向があります。
Green Dayの音楽性は強いてどちらかを選定するのであれば後者に当てはまるかと思いますし、
ハードコアは後にメタルと合流するのですが、
彼らはその流派には属さないのではないかと結論づけます。
まぁ言い訳やけどな?
Green Dayの音楽性はポップスに傾倒していますし、
敢えて区別するのであれば、
彼らを源流としてPOP PUNKムーブメントは伸びていきます。
その流れに沿ったバンドで言うならばBlink-182やGood Charlotteあたりが当てはまるのではないでしょうか?
まぁ言い訳やけどな?
POP PUNK自体アメリカのムーブメントやしな。
割と内容はモテない男の悩みみたいなのが多いし、敢えてこの辺を更に区別するならカレッジパンクとかになるかも知れませんね。
でもそこまで分けたらめんどいからいいや笑笑
他の有名どころ
Blink-182
他の有名どころ
日本の有名どころ
KUZIRA応援してますよ!待ってます!
⚪︎エモ
エモってなに?
いや、エモってなに?笑
わかりますよお気持ちは笑笑
でもジャンルとしてエモパンクは存在します。
一応その源流はハードコアになるかと思うんですが、
割とニューウェーブ的なノリが入ったパンクと思ってもらえれば差し支えないかなと思います。
代表どころで言うならば

このあたりになるでしょうか。
Weezerはどちらかと言えばパワーポップとしてのジャンル分けが正しいかとも思うんですが、
アルバムによってはパンク路線のものもあるのでエモでいいんじゃないでしょうか??
とは言え、フワッとした説明をしているのは、
私があまりWeezerに詳しくないからなんですよね笑
ただ、もちろん選出したには理由があります。
日本からELLEGARDENの細美武士はWeezerのフォロワーであり、
リヴァース・クオモを思って書いた歌がある程影響を受けていると常々発言されています。
ところで、
ELLEGARDENはメロコアなのか?
それともポップパンクなのか??
という話になると、ここで「エモ」なんじゃないかと思うわけです。
「うぉ!めっちゃ影響受けてるやん!」とわかるほどの知識がなくて恐縮なんですが、
エルレに関してはずっと聴いてきたので少しは語れるかと。
所謂メロコア勢の出現以降の登場で、
現在においても人気を博しておりますが、
メロコアとは違うし、ただのポップパンクでもない。
ましてメタル要素やラップなどのクロスオーバーが目立つわけでもないので、
ジャンルの区分とすれば難しいと感じる人も少なからずいらっしゃるのかも知れません。
かく言う私もまじで洋楽やと思って聴いてましたので笑笑
「エモ」というジャンルはあまり詳しく話せませんが、
おそらくそういったニュアンスなんじゃないかななんて思います。
まじで中途半端な知識しかないのに、
なんで書いたんやろ?笑
⚪︎メロコア(日本)
さて、メロコアです。
その実、少し違うものと私は考えています。
90年代初頭より同時多発的にあらゆるメロディックハードコアバンドが登場した中、Hi-STANDARDを筆頭に、日本国内でもその人気は瞬く間に広がりました。
そんなムーブメントをそのまま踏襲し広めたポストメロコア世代。
ここが非常に重要です。

もちろん国内メロコアムーブメントの火付け役はハイスタなんですが、
今日的なメロコアという呼称には重要な点があります。
メロディがクサイこと。
クサイというのは、少し仰々しいメロディと捉えてもらえたらと思うんですが、
例えばクラシック音楽のニュアンスを多分に含んだメタルや壮大な音楽感を出してくるサウンドを「クサメロ」などと称したりします。

あ、これは関係ありません。笑
「クサメロ」って「クロサギ」に見えるやん?笑
まぁそれはさておいて、
ハワイアンに代表されるようなメロディラインのなんとなく物悲しげなメロディがメロコアの重要なスパイスだと私は考えています。
明るくパンキッシュなことしてるのはポップパンクと捉えてもいいかも知れません。
詰まるところ、少し歌謡曲を匂わせるようなメロディラインが日本におけるメロコアには含まれていると私は思うんです。
ただ、勘違いしてほしくないのは
歌謡曲的なメロディ=クサメロってわけじゃないです。笑
パンクロックという形態を取りながら、しかもハードコアとは本来攻撃的な内容であるところに歌謡曲の持つ悲しげなメロディと失恋や想い人のようなエモい歌詞が入っていることが多いと言う話です。
ハワイアン同様に、ポストハイスタ世代が「ポストメロコア」と呼ばれることがしばしばありますが、
むしろこのあたりの音楽が「メロコア」であると私は提唱したいところです。
また、もちろん全てがそうではないですが、
メロコアの代表的なスタイルとしては英語で歌唱することも割と重要かも知れません。
ビートとメロディライン、サウンド自体でメロコアか否かを分けるのが健康的ではあるんですが、
「あれ?これどっちかな?」と悩んだ時は映画かどうかで自分の中で分けてもいいかも知れません。笑
まぁこじつけです。笑笑
その他の有名どころ
Huskin' Bee
この曲は横山健が提供してますね!
⚪︎青春パンク
こちらも日本国内でのムーブメントですので、
ジャンルとしてわざわざ分ける必要があるのかな?と思いましたが、
書きます。
青春パンクとはなんぞや?
ということなんですが、
先程の日本国内でメロコアムーブメントが90年代後半から人気を博したわけですが、
その後の2000年代初頭を中心に日本語でストレートな歌詞を歌唱するスタイルが出てきます。
ここまで書いてきて「ブルーハーツがないんや?」と思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、
ブルーハーツをジャンルに分けるのは難しいです。
そのまま「日本語パンク」とすることは出来ますが、
そうなるとあまりにも分母が大きい。
彼らのスタイルは比較的UKパンクに影響を受けているとも取れますが、多方向の成分を上手く昇華していますので敢えて外していました。
そんなブルーハーツの直系が青春パンクに繋がると考えてもらうのが一番わかりやすいかも知れません。
ロックは英語で歌唱するものという共通認識はいつの時代もついて回る問題で、
母音の発音や8ビートに日本語を詰め込むのが難しい点、また日本人が元来持ち合わせている音楽的感覚と海外のものでは相違があるというのは事実としてありますが、
そういう認識を覆したのがブルーハーツでしょう。
そして、日本語で歌うパンクの直系としてのムーブメントの一つがこの「青春パンク」であるとも捉えられます。
これまでパンクは「反政治」や「反商業主義」のような母体の大きいものへのジャイアントキリングを主軸としていた物が多かったですが、
青春パンクはその名の通り思春期の持ち得る悩みや青春時代特有の恋愛観などを歌った物が多いです。
これは海外のポップパンクムーブメントでも歌詞の在り方は既にジャイアントキリング的な考えから脱却しつつあった為、
ポップパンクカルチャーの影響も多分に受けているものと考えられます。

本当は銀杏BOYZにしようかなとも思いましたが、
銀杏はハードコアの路線が割と強めですのでこちらで笑
ゴイステの通称で親しまれていたバンドでして、
そのまま銀杏BOYZの前身(?)的なバンドでもあります。(まぁまぁ別物やけど)
峯田和伸の書く歌詞は露骨なまでの思春期の悩みであり、
ストレート且つ大胆なものになっています。
そして、多分全男子が中高生の頃経験したことが詰まっています。笑笑
私は既にゴイステ世代ではありませんでしたが、
中学生の頃死ぬほど聴いてました笑
ここで重要なのは、
「きっと誰もが共感すること」を歌うって、本来のハードコアやパンクの形態からはある程度外れている筈なんですよね。
しかし、それこそが青春パンクが持つテーマの中でのジャイアントキリングなわけです。
思春期なんて異性に上手く言葉を伝えられなかったり、少し屈折した性の悩みがあったりするものです。
しかしそれは何事にも経験値が足りないからなんだというメッセージ。
そしてそれこそが大きな分母になっているのだと解釈します。
それは移り行く世情にも寄ると思うんですが、
70年代の日本においては政治的な内容を求める若者も多く、
現代においては漠然とした怒りというよりは個々の悩みなどこそが大きな壁になっているというのもテーマの一つかも知れません。
また青春パンクは日本におけるパンクの総括的な扱いと捉えてもいいと思いますので、
その中にはハードコアやスカコアなども含まれる事が多いですね。
その他の有名どころ
その他の有名どころ
⚪︎まとめ
その他もパンクの種類は多く存在しますし、
説明しきれなかった部分もたくさんありますが、
そんなもんいちいち紹介してられません。笑
セルティックパンクやカウパンクなどの土着文化を起点としたパンクも存在しますし、
それは日本においてはメロコアや青春パンクと捉えてもいいかも知れません。
冒頭にも話しましたが、
ジャンルなんてものはレコードショップの陳列での一つの指標でしかないと個人的には考えてますし、
正直言ったもん勝ちな部分も否めません。
しかしながら、
気に入った音楽ジャンルを深掘りしていく上でリニアな関係性というのは掴んでいると面白いと思うのも事実です。
今日ではロックという概念が少しずつ形を変えてきており、
DTMが主流の楽曲作りで楽器の技術はそこまで重視されないかも知れません。
また、サブスクリプションの時代ですのでジャンル分けというものも更に必要性を持たなくなってきているのも事実ですよね。
しかしながら、
パンクロックがメタルと合流する点や、
前回の邦ロックの形などを知っていれば更に深く音楽を楽しむ事ができると私は考えてますので、
今こそマニアックな目線で音楽体験をするのもいいのかなと思います。
ハードコアがなんなのか、メロコアがなんなのか。
今回記事で書いた事は正直私の主観でしかありませんし、
自分が聴いてきた音楽や、見てきた雑誌や書籍、WEBサイトなどに依存します。
だから間違っていることも多いかも知れませんが、
それが100%間違っているかと否定することもまた難しいのではないかと思い強気に出てみました笑笑
私がやっている音楽もいつまでもミクスチャーを引きずっていますが、
そのミクスチャーの原点にあるものはパンクであったり、
そのまた先にブルースがあったり、途中にはメタルがあったり。
でもそのどこを引っ張って合わせても良いのが音楽の字が意味するところだと思うんですよね。
ただ、まぁ今回のブログテーマであるパンクに関しては、
どちらかと言えば精神性みたいなニュアンスかなと思いますので、
みんなジャイアントキリングしようぜ!
あと俺の曲広めてね☆
ほなまた!
